若はげだけど 彼氏です
デートはいつも 真剣勝負!!
若はげがデートすると
常に 絶体絶命!!
若くして薄毛になったとしても、
元がイケメンであれば、
彼女ができる事が、しばしばある。
(帽子着用が絶対条件)
合コンで、初めて彼女と会った時は、
帽子を被っていたおかげで、
薄毛がバレていない。
帽子 最高!!
生まれて初めての彼女ができた!!
そして、明日は、付き合ってからの、
初めてのデートである!!
この時、リア充な若はげは、
帽子を奉(たてまつ)り、神格化する。
神様、いよいよ初デートであります。
私に、あなた様の力をお貸し下さい。
友人には、さんざん自慢し、
お調子に乗り始め、さらには、
自分は特別な存在なんだと、
有頂天になる。 ヾ(* ̄▽ ̄)ノ ヒャホーイ!!
だが しかし、
若はげの場合、これから、
大好きな彼女とデートを重ねるにあたって、
危険がたくさん襲い掛かってくるッ!!
若はげが、帽子にこだわる理由は、
だいたい2パターンに絞られる。
@薄毛隠しのセットには、
2時間を擁(よう)し、
大切な初デートの前に、
そんなことを していられない。
A完璧なセットが完成しても、
当日が強風だった場合、
一瞬で髪の毛が消し飛ぶ。
上記の2点から、勝負服としては、
帽子を採用する。通常であれば、
一番人気はハンチング帽だが、
強風の場合、万が一にも、
帽子が吹き飛ばされてしまう恐れがあるため、
安全策として、
最も締め付けの強い、ニット帽を選択する。
スマホで風速チェック
外出前は、必ず、風速をチェックする。
薄毛の天敵は、強風であるが、
帽子を装着していれば、関係ない。
だのに、無意識のうちに
風速をチェックするのは、
もはや、職業病である。
本当に不思議な現象だが、
薄毛者が家を出る時間帯だけ、
強風になっている事が、多々ある。
案の定、当日の風予報も、そうなっている。
一瞬、イラッとするが、すぐに我に返る。
今日の俺は、帽子を被っている。
むしろ、風を気にしなくて良い自分に、
優越感さえ覚える。
しかし、真夏のデートで、
「若はげ」が帽子を被る場合、
風よりも、
気温に注意しなくてはならない。
35度を越える猛暑日は、死活問題となる。
家を出る
家を出ると、予報通り、
強風に見舞われる。
ゴオオオオオオッ
しかし、帽子のおかげで
無効化される。
風が通用しない事が分かると、
ピタッと、風はやむ。
しかし、この後、
とんでもない修羅場が!!
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気温が30℃を超える
気温が30℃を超えてくると、
どんな人でも暑いと感じてくる。
待ち合わせの段階で、
体中が、汗だくになる。
彼女から鋭いツッコミ
合コンで出会った時も 帽子姿であり、
2回連続で帽子だと、
「また?」と、厳しいツッコミが入る。
この時、薄毛者は、キョドる。
したがって、前日から
言い訳を考えておく事が肝要である。
ただし、この時点では、
薄毛は 全く疑われていない。
ただの「帽子好き」だと思われている。
しかしながら、真夏日にニット帽という
不自然なチョイスには、
ファッションセンスを疑問視される。
頭皮に被害が出てくる
歩いているだけで、汗が噴き出してくる。
ただでさえ暑いのに、
頭には ニット帽である。
これはすさまじく暑い!!
夏場のニット帽は、
ホッカイロにも匹敵する。
しかも、頭皮に関して言えば、
帽子というシェルターで密封されているため、
外気温と体温を吸収し、
外の気温より、はるかに高温となる。
さらに、大量の汗などの水分で、
帽子の中の湿度が増し、
サウナ状態となり、
オデコだけ 蒸し暑い!!
オデコの灼熱地獄は、
即座に自覚できるため、
不快指数は、かなり上昇する。
この時、毛根、および、
頭皮は悲鳴を上げている。
本来ならば、一刻も早く、
帽子を脱いで、
髪の毛を救出しなくてはならない。
帽子を脱いで、汗を拭えば、
一時的にライフ回復するが、
今回ばかりは、大切な髪の毛よりも、
デートの方が大事なため、
断腸の思いで(やむをえず)、
かわいい我が子を見殺しにする。
なお、万が一にも、帽子を脱いだら、
とんでもない頭になっている。
だから、絶対に脱げない。
脱水症状+頭皮への不安から、
自身も、気分が悪くなってくる。
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デートに集中できない
彼女は、常にデートの事を考えている。
一方の彼氏(薄毛)は、
楽しいはずのデート中に、
違う事ばかり考えていて、
まったく集中できない。
彼氏は、髪の毛の事ばかり考えている。
屋内でも帽子は脱げない
ランチの際に、店の中に入っても、
「若はげ」の場合、帽子は脱げない。
したがって、食事中の
マナー違反は避けられない。
まだ薄毛には気づかれていないが、
モラル(常識)は疑われる。
トイレに緊急退避
彼女の前では、絶対に脱げないが、
トイレに行く時は、自分1人なので、
一度、帽子を脱ぎ、汗を拭う。
ニット帽の繊維に、髪がはさまり、
脱ぐときに数本、引きちぎれる。
そして、頭皮は、ゆでダコ状態で、
コンディションは、最低最悪となっている。
ともあれ、汗を拭い、スッキリする。
彼女が気を利かせて
帽子屋を見つけ出す
帽子好きな彼氏のために、
「帽子屋」を目ざとく発見し、
中に入る事をオススメしてくる。
何十件も、店が立ち並ぶ中から、
いちいち少数派の帽子屋を発見する。
女性は、かなり目ざとい(気づく)。
確かに、今、帽子を着用しているが、
この「帽子屋」、実は、大ピンチである!!
試着という魔物が潜んでいるッ!!
この時、彼女は、必ず、
彼氏に色々な帽子を試着させてくる。
どれが似合うかな〜
実際、帽子はこだわりがあり、
オシャレな帽子は欲しい。しかし、
試着するためには、
一度、帽子を脱がなくてはならない!!
今の帽子を脱がずに、
新しい帽子を試着するのは、NGである。
明らかに不自然な動作であり、
確実に秘密がバレる。
この場合、帽子を脱ぐ一瞬の間だけ、
彼女に背を向け、
被った瞬間に、彼女に向き直るという、
高等テクニックが要求される。
この一連の動きを流水のごとく、
自然なモーションで行わないと、
試合終了である。
なお、
彼女がオススメしてきた帽子が、
ツバのある形状の場合、
絶対に買ってはならない。
ツバのある帽子は、
風で吹き飛ばされるからだ。
それに、買ったら その場で、
おニューの方を
被らなきゃいけない雰囲気になる。
いくら外が無風でも、
決して油断してはならない。
店の裏側(裏路地)を歩くときは、
しばしば、帽子が浮き上がる。
エアコンの室外機などの、
意外な伏兵が潜んでいるからだ。
また、コンビニの入り口に設置してある、
業務用扇風機も、ただただ脅威である。
また、カップルに人気の、
埠頭(港)や、高台などの特殊区域は、
得てして風が強い。
また、夢の国に代表される、
大型テーマパークは、
全ての遊歩道が、建物に挟まれており、
吹き抜け状態になっている。
これは、非常に風が通りやすく、
若はげを困らせる。
このような、遊園地みたいな場所で
デートをする場合、
ものすごく(髪に)気を使う。
次のページでは、
「若はげ」の、遊園地での苦悩を、
余すことなく紹介しよう。
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