若はげだけど 彼女できました
初デートは 遊園地
若はげが遊園地に行くと
常に 全身全霊!!
元が、屈指のイケメンであれば、
前髪でオデコを隠したり、
帽子を被るなどして、
薄毛を隠せていれば、
彼女ができる事がある。
付き合ってから、初のデートとして、
遊園地へ行く事になった!!
若はげ(M字)が遊園地に行く際、
最も恐れるのは、言うまでも無く、
アトラクションに乗ったときの風である。
普段はオデコを隠せていても、
ジェットコースターの爆風の前には、
一瞬で、前髪は爆ぜる(消し飛ぶ)。
「若はげ」(23歳)と言っても、
5年前の、18歳の頃から悩んでおり、
いわゆる ベテラン選手である。
薄毛歴 5年で、対策はプロ級である。
その集大成とも言える、今回の
遊園地デート
薄毛だという秘密は、
彼女には、絶対にバレたくないッ!!
果たして、隠し通せるのか!?
遊園地に適した髪型は?
付き合う段階で、すでに、
秘密をカミングアウトしている場合は、
短髪か オールバックが鉄板である。
この髪型なら、風を無効化できる。
さらに言えば、オールバック+帽子は、
脱いで良し・被って良しのオールマイティ、
最大最強の機構である。
だが、彼女に対し、事前に
カミングアウトしている事が絶対条件となる。
それには、大いなる勇気が必要であり、
いきなり破局というリスクも抱えている。
したがって、ほとんどの若者が、
薄毛をひたすら隠し通し、
帽子を、最大限活用する。
一生涯、隠し通す選択をするッ!!
帽子は、薄毛の心強い味方だが、
一度被ると、家に帰るまで、
2度と脱げないデメリットがある。
前のページで実証済みだが、
若はげ・M字が帽子を脱ぐと、
とんでもない頭になっている。
薄毛の帽子愛好者には、残念なことだが、
遊園地のアトラクションでは、
帽子を脱がなくてはならない事がある。
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ジェットコースター
前髪でオデコを完璧に隠し、
ハードスプレーでカチガチに固めれば、
風速7メートル程度までは、耐えられる。
(春一番・からっ風)
しかしながら、夢の国のような、
比較的なまぬるいコースターですら、
風速は16メートルに達し、
前髪は完全に崩壊する。
遊園地の本格派コースターの場合、
風速は、およそ46メートルにも達する。
(これは、非常に強い台風直撃並みで、
身体を45度に傾けないと倒れるレベル)
前髪は、一瞬でこっぱみじんである。
しかも、固まったまま、崩壊した場合、
とんでもない頭になる。
したがって、「若はげ」が遊園地にいく場合、
高確率で、帽子を採用する。
だが、さまざまな弊害が発生する。
遊園地・テーマパークによっては、
帽子を着用したままのコースター乗車は、
禁止されている。
(アトラクションによる)
吹き飛んだ帽子のせいで、
アトラクションが一時停止になったり、
地上にいる人に被害が出る可能性があるからだ。
さあ どうする!
係員がいる地点までは
意地で帽子を脱がない
たいてい、列に並ぶ前に、
帽子禁止かどうかは看板で分かる。
禁止だと分かっても、
とりあえずは、脱がない。
夏場は、列に並んでいる間、
ところどころに、エアコンのような、
強力な送風機がある。
ここで、帽子を飛ばされそうになる。
送風機は、少なくとも5機は設置してあり、
その都度、
帽子を押さえつけなくてはならない。
彼女に、「帽子脱いだら?」と言われても
何かと、言い訳を付けて、脱がない。
ジェットコースターに乗り込む寸前で、
係員に注意され、
乗車寸前、最後の最後で、
やっと帽子を脱ぐ。しかし、この時、
彼女の前で、
帽子を脱がなくてはならない。
この時、人生最大級の緊張が
襲い掛かってくる。
係員と彼女がガン見する中、
帽子を脱がなくてはならない。
帽子を脱ぐと、やはり、
すさまじい頭になっているので、
脱いだ0.1秒後に、
すぐさま髪を手グシで整える。
この時、彼女がいる側に、
すべての髪を寄せる。
(10:1分けスタイル)
彼女から見ると、フサフサに見えるが、
逆サイド(係員側)は、悲惨になる。
したがって、逆サイドは完全に捨てる。
(係員にはどう思われても良い)
阿修羅像のように、多面となる。
彼女は、これからのスリルに対して、
ドキドキしているが、
彼氏(薄毛)は、髪の毛に対して、
ドキドキしている。
いよいよ発進!!
一瞬で、前髪は、崩壊する。
多くの人は、
出発してから、およそ10秒ほどは、
非日常のスリルから、
正面を向いて絶叫している。
したがって、(薄毛)の頭は見られていない。
ヒャアアアアッ
このときの彼女は、
彼氏(薄毛)の頭など、眼中に無く、
ひたすら、前を向いて、絶叫している。
ヒャアアアアッ
彼氏は、前髪が全開となる屈辱と、
過度のストレスから、やはり絶叫する。
しかし、10秒以降は、耐性が付き、
心に余裕ができてくることから、
絶叫しながらも、
彼女が、
横を向いて話しかけてくるッ!!
楽し〜ねッ!
このとき、無防備なオデコを
見られる可能性が非常に高い。
しかしながら、「若はげ」も、
薄毛界ではベテランである。
むざむざと、やられはしない。
やらせはせんッ!
若はげ歴5年のベテランの体が、
本能的に反応する。
乗車中は、彼女のいる側の腕を
上手く使い、オデコをかくす。
この時、顔全体を覆ってしまうと、
ビビッているように思われてしまうため、
あくまでも、オデコだけを隠す。
なお、思いっきり下を向いて、
風の直撃を防ぐ方法もあるが、
やはり、臆病者だと思われてしまうため、
オススメできない。
そして、後半の絶叫ポイントでは、
カメラが設置してあり、
勝手に(オデコ全開の)写真を取られる。
降車後に、モニターに映し出される、
記念用の大型写真である。
悲惨なオデコが、記録として残ると、
かなりマズイ。それを防ぐには、
カメラの撮影ポイントを早めに察知、
カメラまでの距離、位置、向き、角度を
正確に把握し、
カメラ地点 到達の3秒前には、
余裕の決めポーズを
オデコの前で披露する。
こうする事によって、
度胸のある男を演出でき、なおかつ、
オデコも隠せて、一石二鳥である。
ゴール地点に到着した際は、
髪が散らかっているため、
即座に、髪を彼女側に寄せる。
コースターを降りてから、
手荷物が置いてある棚までは、
必ず、彼女より一歩前を歩く。
(正面から見られないように)
手荷物を回収し、速攻で帽子を被る。
えてして、彼女が、モニターに写っている、
絶叫シーンの写真を確認する。
しかし、モニター越しにみる画像は、
画面までの距離もあり、解析度は低い。
したがって、うまく腕を活用できていれば、
わずかなスキマに気づかれることはない。
上記の赤いマルの部分のスキマは、
モニターでは、気づかれない。
ただし、写真を買って、手元で見ると、
確実にバレる。だから、薄毛者は、
買わないほうが、身のためである。
これで、鬼門のジェットコースターは
何とか、乗り越えた!!
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バイキング
彼女が、絶叫マシンが好きな場合、
高確率で、もう1つ、
絶叫マシンに乗らざるをえなくなる。
すると次は、
ジェットコースターとは違うタイプの
絶叫マシンが採用される。
若はげを苦しめる、他の絶叫マシンは、
バイキングである。
このバイキング、
ジェットコースターに比べれば、
スピード(風速)は、
カスみたいなものだが、
それでも、前髪は余裕で爆ぜる。
じわりじわりと、そして、
大きくゆっくり船体が動くことから、
お互いの顔を見ながら、
余裕で会話ができてしまう。
オデコを見られる処刑タイムは、
ジェットコースタよりも長時間続く。
そして、後半は、風速とは
違った恐怖があるッ!!
最大の関門は、360度回転である。
円の最高地点、つまり
上下さかさまの状態で、
静止しちゃう!!
え!? ここで、一旦、止まるの!?
オデコの上に置いてあった前髪が
重力で、下に落ちる。
しかも、その状態が、10秒くらい維持される。
滞空時間 パねぇ!!
ジェットコースターの時は、
風速との戦いであったが、
バイキングは、重力との戦いである。
この場合、重力という「力」に対しては、
こちらも「力」を使わなくてはならない。
下に落ちた髪を、
片手だけで回収する。
片手で拾った時の腕を、
そのまま、「いい眺めだ」のポーズへ
変換する。
この時、両手で髪の毛を拾ってしまうと、
極めて不自然な動作になり、バレる。
そして、「富士山」のように、
特定の山の名前を発する事で、
彼女の視線を、「山」へ向ける。
この時、マイナーな山の名前を出すと、
彼女に「それ、どれ?」と、
こちら側を向かれるため、
なるべく、単純明快な名詞を使うと良い。
観覧車
観覧車は、絶叫マシンではないし、
完全に密封された個室のため、
風を恐れることもない。
したがって、彼氏の自信が回復し、
精悍(せいかん)な顔つきに戻る。
カップルで観覧車に乗ると、
する事は決まっているため、
彼氏のご機嫌は最高になる。
しかしながら、
ドラマティックなこの場面でも、
帽子を被っているおかげで、
弊害(へいがい)が発生するッ!!
いざ、キスをする瞬間に、
彼女からクレームが入る。
キスをするためには、お互いに、
顔を近づけなくてはならない。
しかし、帽子の形状によっては、
先端が彼女にぶつかり、
キスができない事が、しばしばある。
彼女も、観覧車(キス)は 期待しており、
キスができないもどかしさから、
彼氏(薄毛)にリクエストをする。
彼女も、すごくキスがしたい状態で、
せっかく、いい雰囲気なのに、
したがって、彼女の要求は
あえなく却下しなくてはならない。
この危機を打破するためには、
帽子を被ったまま、
帽子を回転させるしかない。
一見、単純に思える動作だが、
若はげ(薄毛)の場合、困難となる。
帽子を回転させると、
内部の前髪も回転し、
ねじ切れるからである。
フサフサな者には、
およそ見当がつかないだろうが、
薄毛者のツイスト(ねじり)は、
絶望的で、死活問題である。
表現としては、トルネード、バギクロス
魔貫光殺法などが、妥当となる。
ねじりながら、引っ張られるため、
破壊力は筆舌に尽くし難い。
今まで、高額の育毛剤で、
手塩にかけて育ててきた前髪が、
一瞬で抜ける。(努力パア)
しかし、今回だけは、
キスの方が大事なため、やむなく、
帽子を回転させる。(バギクロス)
このように、屋外でのデートは、
確かに困難であるが、それでもまだ、
多少の逃げ場があるのも事実である。
本当の地獄というのは、2人きりの、
長時間の密室空間である。
つまり、お泊りの時だ。
逃げ場が無いのである。(戦慄)
この顛末機を語るのは、次の機会にしよう。
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