警備員・ガードマンとは
交通整理と交通誘導の違い
警備員(ガードマン)とは、
工事現場や道路で、
警察に似ている制服を着て、
赤い棒や旗を振っている方々の事である。
もっぱら、ただのアルバイトである事が多い。
なお、警備員とガードマンは
同じ物体である。
呼び名が違うだけで、同じ職業を指す。
野球でいうと、「巨人」も「ジャイアンツ」も、
同一チームの事を指しているのと同じである。
警備員は、
一般の自動車・歩行者・工事車両などを、
事故から守る為に、日々、
棒を振っている(誘導をしている)らしい。
時として、私たち歩行者やドライバーに対し、
半ば強引に交通誘導(指示)を
してくる事がある。
しかしながら、警備員には、
お前ら一般市民に指図をするような
法的権限は一切ない
そして、この事は、ご丁寧にも
警備業法第15条に明記されている。
法律で何の権限も無いと
定められているww \(^o^)/オワタ
これを知らない警備員が多く、
交通が混乱する事が しばしばあるが、
逆に、私たちが「法を知る」ことで、
事故を未然に防ぐことができるのである。
警備員(ガードマン)が日ごろ行う
「交通誘導」について、
まず、警備員は、警察に似た制服を着た、
ごく普通の一般人である。
だから私たちに指図する権限は全くない。
社会通念上、一般的見地から見て、
「明らかに間違った態度・指示」だった場合、
彼らの誘導を無視または反抗しても、
法的に何ら問題ないのである。
通常、警備員が謝った指図をしてきた場合、
中学生だろうと、女の子であろうと、
従う必要はなく、むしろ、安全のためには
警備員の指図を正す事すら
当然に できるのである。(対等)
我々に、任意に協力を求める事が、
警備員(アルバイト)の行う、
交通誘導という仕事である。
「任意」という事は、
あくまでも主導権は我々にあり、
「従う」のも「断る」のも自由なのだ。
強制ではなく、任意なので、
警備員・ガードマンは
止まってくれた運転手に対して、
お辞儀をするなど、必ず
感謝の意を示さなければならない。
警備員・ガードマンは、
あくまでも一般人なので、くれぐれも
「特別な権限を有している」かのような態度を
とってはならない。
「ドライバー」や「歩行者に」対し、
「止まれ」と言う権限はないので、
差し支えなければ、止まって頂けませんか?
という態度で臨むことが大切である。
ただし、そのような警備員は稀有(けう)である。
それに対し、本物の警察官が行うものは、
交通整理という。
これは、強制力があり、
信号機と同等の権力を有している。
したがって、逆らえば道交法違反となり、
罰金・減点の対象となってしまう。
警察官の行う交通整理と、
警備員の行う交通誘導は、まったくの別物である。
ただ、どちらも「事故を防ぐ」という
名目で行っている行為なので、
ドライバー側も、
「交通整理・交通誘導」を妨げるような
妨害行為は、行ってはならない。
警備員は あくまでもアルバイト
素人も多数 判断ミスもある
間違った誘導には
毅然とした態度で是正しなければならない
交通整理時の、警察官の言動・行動は、
ある程度信用できる。
なぜなら、警察官になるには、
長男間の公務員試験があり、
ちゃんと勉強しないと
警察官には なれないからである。
晴れて、警察官になった後も、
勉強や訓練はしなければならず、
交通整理のプロ中のプロと言える。
道交法や刑法など、全てを
把握していないと仕事にならない。
しかし、警備員は、
4日間の研修に参加すれば、
全員 すぐ現場に立てちゃう。
試験も資格も必要なく、なろうと思えば、
誰でも すぐに なれちゃう。
4日間の研修と言っても、
講師の話を聞いているだけの時間が
圧倒的に多いのが現状である。
実際、寝てる人も多数おり、
その場合、講師に
ものすごい迫力で怒鳴られる。
カリキュラムはすべて、警備業法により、
「○○を3時間」など、細かく定められているが、
肝心の実技はと言うと、外や屋上で
交通誘導の練習を、少しするだけだ。
したがって、命を預けるのに値する、
「プロとしての実力」を備えているか、
はなはだ疑問です。
練習では、同じ研修生が
車両の役を演じて、交代に練習する。
後は、「現場で覚えろ」的に、
ぶっつけ本番となる。
コンビニのアルバイトや、
その他のアルバイトでも、
明らかにまだできない新人が、
一人でレジに立たされて(放置されて)いて、
案の定、お客様に怒鳴られているシーンは、
しばしば見受けられる。
新人も気の毒だが、何より、
お客様に大迷惑となる。
怒られるだけで済めば、まだ良いが、
警備員の仕事場は道路の上である。
常に「命の危険に
さらされている」仕事と言える。
そのため、小さな判断ミスで
命を左右する事が、少なからず、ある。
もちろん、新人は、
必ずベテランと組まされ、
ビシバシ(スパルタで)鍛えられるため、 大事故には至らないように配慮されている。
その代わり、新人が鍛えられている時間帯は
現場の交通がマヒする。
そうは言うものの、
ベテランも一人の人間なので、
必ずしも指示が正しいとは限らない。
例えば、信号機の付近で工事を
しているとしよう。
警備員による、交通誘導が行われている。
赤信号なのに、
警備員が「行け」と、棒を振っている。
お前なら、どうするか?
やさしいお前は、警備員の誘導に協力し、
指示通りに発信した。
道交法違反である
もし、近くに警察官がいた場合
お前だけが捕まる
警備員ではなく、お前が主犯格として、
責任を取らされる。\(^o^)/オワタ
減点2 反則金9000円
これはイタイ \(^o^)/
「警備員に行けと言われた」と、
必死こいた警察に説明したところで、
しょせん、
お前(民間人)と、警備員(民間人)との、
「個人間での もめごと」なので、
警察には、どうすることもできない。
(民事不介入の原則により)
納得いかない場合は、
民事訴訟を起こすしかないのである。
ただし、時間と労力・費用が、
ムダに すげ〜かかる。
あるいは、
赤信号で「行け」と言われたお前は、
警備員を信用し、発進した。
しかし、対向車とクラッシュしてしまった。
この場合、赤信号で飛び出したのは、お前なので、
お前の過失だ
この場合、警備員の指示を無視して、
信号が青になるまで待つのが
善良なドライバーの義務となる。
ただし、相手が警察官の場合は、
その警察官自体が信号機と同等の権力なので、
指示に絶対服従である。
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会社の外(現場)で
働いている警備員は 外勤
トラブルだらけ 嫌になる
正常な交通に しばしば支障をきたす、
よくある 警備員と一般人とのトラブル
■おかしい指示に逆らったら、
ガンを飛ばされた。
(誤った指示よりも、道交法を優先しないと
高確率で大事故に繋がる。)
■棒の振り方が雑(いいかげん)で、
指示がまったく理解できない。
この時、ドライバーは、
意味が分からない誘導に対し、
憶測で車を発進させると、
いらぬ事故を誘発する。
この場合、自分の両の眼で
判断する必要がある。
■走行中の車両を止める時
道路の真ん中に飛び出しちゃう。
(これは、極めて危険な行為なので、
絶対にしてはならない。
警備員は、必ず、安全を
確保できる位置で誘導しなくてはならない。
マジ危険
■歩行者より、工事車両を優先しちゃう。
(まったくの逆。歩行者が優先である。
歩行者の安全を
確保するのが警備員の務めである。)
■日焼けしている
(外仕事のため、日焼けしている人ほど
熱心に頑張っている証拠と言える。)
(そのため、日焼けしている人ほど
経験が豊富で、スキルが高い場合が多い。)
(ベテラン(色黒)になると、
誘導棒2本使いなど、技が豊富になる。)
■警察官気取りで、
かなり威圧的な態度を取られた。
(警備員は特別な権限を
与えられていないので、
あくまでも一般人である。)
(警備員も、ドライバーも、
同じ一般人同士なので、対等の立場だ。)
(むしろ、任意に協力を求める分、
警備員の方が、立場が やや下である。)
■大道路での交通誘導時、
仕切る人が2人いて、ケンカになる。
(いらぬ事故を誘発する。
リーダーは1人にしないと
指揮系統が崩壊します。)
(各現場に必ず1人だけ、
リーダー(隊長)を置くのが基本。)
■交通誘導時、棒を振りながら、
ヤニをくわえている。(態度が悪い)
(これをやっちゃうと、
激しく文句を言われても、しょうがない。)
■工事現場の職人さんにも、指示を出しちゃう。
(職人さんの方が、
クライアント(依頼主)なので、
目上となる。)
■緊急車両を、止めちゃう。
サイレン時の救急車・消防車
パトカー・ガス会社・自衛隊などは、
絶対に止めてはならない。
尊い人命が かかっている。
■公共交通機関を、止めちゃう。
(バスなどを止めちゃうと、
非常に多くの人に迷惑をかける。)
(車両の流れを止めるときは、
バスが行ってから、止めるようにする。)
■自分が誘導した工事車両に、はさまれる。
警備員の素人は、バック誘導の際、
車両の真後ろで誘導する傾向がある。
当然、車両と壁に挟まれる。
しかも、ドライバーからは
死角となっており、事故に気づかれない。
車両の死角には、絶対に入ってはならない。
安全位置の確保を徹底する。
■腰パン
(いらぬ事故を誘発します。
ただでさえ短い足が、
さらに短く見えるし、禁止されている。)
■トイレに行けない場合がある
内勤が作った警備計画書では
3人でのカタコーだったのに、
本番では、内勤の派遣ミスで
派遣人数が少なくなっており、
2人カタコーの途中で抜ける事ができず、
トイレに行けなくなる。
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■これだけは抑えておきたい
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