自営業　客来ない店　売上０の店　売上無い店　ヒマな店　その理由

素人経営者にありがちな　勘違い
これはひどい

経営難の自営業者には、
以前のページで紹介したように、
必ず「ネット販売との併用」を
オススメしている。
だが、自営業の店主は、
人のアドバイスが大嫌いである。
特に小規模の弱小自営業の店主の場合、
十中八九、
全く　聞く耳を持たない。

自営業を始めると、金さえ出せば、
どんなヤツでも、社長になれる。
自称だろうと、１度でも社長になると、
プライドが非常に高くなる。

自称だろうと、１度でも社長になると、
自分は特別な存在なんだと、
壮絶な勘違いが始まる。

識者からの有益なアドバイスには、
悔しさから、過剰な反発をし、
正反対の道を、必ず辿っていく。
成功者のアドバイスは一切無視して、
ネット全盛の　この時代に、
「断固たる決意」で、
リアル店舗１本で経営していく方も
いまだに多くいる。
そんな方へ、せめてものアドバイスを送ろう。
　　　モデルケース
　リサイクルショップ
　（リアル店舗）
リサイクルショップは、その性格上、
新品を仕入れなくても良い為、
コネや人脈の無い素人でも、
比較的、参入しやすい小売業である。

他の店舗で仕入れている時点で
終わっているのだが、
今回の焦点は、そこではない。

◇よくあるド素人の考え◇ いろんなジャンルの商品を置けば
いろんなお客さん
（たくさんのお客さん）が来る。

まさに、ド素人に多い考えだが、
こう考えた時点で、
お前に商売は無理だ。
店内を見れば、素人かプロか、
すぐ分かる。

◇儲からない店舗の特徴◇

商品ジャンルが定まってない。
１例を挙げよう。
儲かっていない店の典型は、
カッコいい車のパーツの横に、
アニメのフィギアが置いてあるような店。

ターゲットは絞るべき。
この時の　お客様の心理は、
下記のようになる。

■車好きの客の場合
車の部品がいっぱいあるみたいだから、
店に入ってみたい。
でも、
フィギアも　いっぱい置いてあるから、
入店したら、
オタクと間違えられるかも。
だから、やめておこう。

悩んだ結果、店に来ない
　→　失客

　 ■アニメ好きの客の場合
アニメグッズが
いっぱいあるみたいだから、
店に入ってみたい。
でも、
車の部品もいっぱい置いてあるから、
店内にヤンキーとかいるかも。
からまれたくないから、
やめておこう。

悩んだ結果、店に来ない
　→　失客

全く違う２つのジャンルを

ゴチャ混ぜた結果車好きの客も、アニメ好きの客も、
見事に両方来ない。

お客様は、初めて入る店には、
必要以上に警戒をしている。
まさに、二兎追うものは、
一兎も得ず。＼(^o^)／ｵﾜﾀ
こんな低次元の事すら
知らないド素人経営者が
非常に多すぎる件に驚愕。

※ただし、フランチャイズのような
　ブランドという金看板があれば、
　話は別である。
　上記は、あくまでも、お前のような
　小規模個人商店の場合の話だ。

さらに、
よくあるパターンとして、
新しくできたカフェが、
まったく売上が伸びず、
あせって、レジの横に
飲食とは関係の無い洋服などを並べ始めたら
要注意である。
往々にして、３ヶ月後に店は消えている。
逆に言うと、
急に関係ないメニューが登場したら、
その店の売上は、ほぼ無いと思って
間違いない。

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宝探し　＝　乱雑な売場　ではない

◇よくある素人の考え　２◇ いろんなジャンルの商品を置いて、
お客さんに、宝探し感覚で、
店内を見てもらいたい。
売場が多少乱れていた方が、
宝探しの雰囲気がでる。

１例を挙げると、
色々なジャンルが混在していて、
山のように商品が積んである店。

この時、
お客様の購買意欲はとうなるか。

■商品ごちゃ混ぜの店舗へ行った時に感じる事

一般的な客の心理
①見づらい
②店が汚らしい
　店の雰囲気が汚らしいと
　マトモな商品も、汚く見えてくる。
③一つでも、ゴミみたいな商品があると、
　周りの良い商品も、ゴミに見えてくる
④宝の山ではなく、
　ゴミの山に見えてくる
⑤手に取った商品を乱暴に戻して、
　売場が乱れても、罪悪感が無い。
　その結果、売場がすぐに乱れて、
　さらに、見苦しい
⑥ゴミ屋敷にいる自分（客）が
　恥ずかしくなってくる
⑦商品を探す気が、無くなる
⑧当然、何も買わず、退店
⑨２度と来ない
　→　失客
　失客で済めば、まだ良い方だが、
　たいてい、悪いウワサを吹聴される。

　その後　無限ループ
　　こうなってしまうと、
　→　未来の客も失客
　→　誰も来なくなる
　→　＼(^o^)／ｵﾜﾀ

結果

売場が見苦しいと、
とても見る気にはならない。
まして、買う気になるわけがない。
いくら中古と言っても、
いや、中古だからこそ、
凄然とした
前進立体陳列ができていないと
相手にされない。
見やすい売場、
探しやすい売場だからこそ、
宝探しをしようという気に
させるのだ。

なお、ドン○ホーテなどの大型量販店は、
一見、商品が、適当に
山積みされているように見えるが、
実際の所は、
緻密に計算された乱雑さ（演出）であり、
お前の店とは、決して比べてはならない、
極めてハイレベルな世界である事を
申し伝えておく。

まったく売れない店の
見苦しい「乱雑な売場」は、
職人技でもなんでもなく、
ただの職務怠慢である。
潰れていく自営業の共通点の１つに、
職務怠慢が挙げられる。

職務怠慢は、まさしく、
売れない自営業店主たちの共通点である。
次は、具体的な
売れない自営業店主の
共通点（ワンパターン）を見ていこう。

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