O脚と内股との関係
O脚はガニ股? 内股?
O脚のメカニズム
前ページに続いて、
さらにO脚を分析していく。
ところで、O脚じゃない人は、「まっすぐな足」なのか。
いや、棒のような
キレイな「まっすぐな足」は、
なかなか存在しない。
誰でも、「動きの多彩な人間」である限り、
歪みは生じる。
どういう事かと言うと、
正面から見て まっすぐな足でも
横から見ると、実は、
案外、曲がっている
※ごく少数ながら、
横から見ても
「まっすぐ」な人もいるが、
これは、希少種であり、いわゆる美脚。
大部分の人は、横から見ると、多少なりとも曲がっている。
曲がっているけど、
正面から見た場合、
完全に死角に入るため、
結果として
「まっすぐ」に見える。
この状態であれば、
誰からも指摘されること無く、
記念写真なども、
まっすぐの足を披露できる。
だけど、
これは、O脚 予備軍である。
ちょっとしたキッカケで、
O脚になりうる可能性を持っているのだ。
ここで、画像(絵)のモデルさんに、
リクエストしてみよう。
すいませ〜ん。
ちょっと、
わざと内股にしてみてください!!
ちょっと、
わざと内股にしてみてください!!
はいっ
おやおやおやおやっ?
なんか、
急にO脚っぽくなったぞ。
今まで、
死角に入っていて見えなかった湾曲が、
内股になるとォ、
顕著に視界に入るようになったぞ。
ここまでの話を、
じゃあ、「内股にならなければ良い」と
考える人がほとんどだが、
それを妨げる要因として、
勘違いというモノが発生する。
大部分の人が、
「O脚」=「ガニ股」だと
勘違いしている事実に驚愕
「ガニ股になるとO脚になる」
という都市伝説(迷信)が、
根強く広まっているのだ。
さらに! 「ガニ股は品がない」、
「ガニ股は足が短く見える」などの、
根拠の無い固定観念が強く発生する。
するとォ、ガニ股を毛嫌いするあまり、
意識的に内股にしようとするのが、
人間の心理。
内股にしない方が良いはずなのにッ、
意識的に内股にしようとするという、
O脚を促進させる行動(矛盾)を
とっている人が大勢いる!!
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O脚を促進させる
内股の定義
みなさんは、
靴が内側を向いている人を見ると、
内股だと思うだろう。
しかし、ココで言う「内股」は、
ひざに注目してもらいたい。
ひざが内側を向いている人は、
O脚による内股である。
力をいれず、無意識で立っている時、
ひざが内側に入っていたら、
内股(O脚)だと認識してもらいたい。
それでは、画像(絵)で確認してみよう。
ここに内股っぽい人が2人いる。
2人とも、「くつ」が内側を向いていて、
パッと見、内股に見える。
左の人のひざは外側を向いている。
この「外側」というのが、
ひざの本来の向きであり、
つまり、
左の人は内股ではなく、O脚でもない。
まっすぐな足(美脚)である。
おそらく、「かわいさUP」のために、
サービスで
内股を演出(演技)しているのだろう。
ところが、
右の人のひざは内側を向いている。
この「内側」というのが、
「O脚になっている」という証であり、
O脚による内股という事となる。
意識しなくても、
「自然に内股になる形状」と
なってしまっているのだ。
男性の場合、大抵、内股は指摘され、
コンプレックスとなる。
そのため、足首だけを
強引に外側へ向け、
内股をごまかす傾向がある。
この時、本来の「足首の役割」から
逸脱した動作を取ることとなり、
足首だけに留まらず、
広範囲の足の骨が歪む。
さらに、「O脚による内股」の特徴として、
特筆すべきは、
内股なのに、
歩くと なぜか ガニ股っぽくなる。
これは、湾曲した足が、
歩行による前後運動をすることにより、
弧を描くコンパスのような動作になる事が
起因する。
みなさんは、
こういう歩き方の人を見たら、
迷わず、ガニ股と思う事だろう。
チッチッチ。
ちがうんだな これが
それでは、足が見えるズボンに
履き替えてもらおう。
すいませ〜ん。
ズボンを 履き替えてください!!
ズボンを 履き替えてください!!
なにいィィィィィィィ!!
ひざは、
内側を向いている
ではないか!
ひざが内側を向いているという事は、
内股である。
ガニ股に見えるけど、実際は内股なのだ。
周囲の人には
「アンタ、ガニ股だね」と言われるが、
実際には内股である。
(O脚により、強制的にひざが内側へ入る)
でも、あまりにも、
周囲にガニ股と指摘されるもんだから、
気になって、
さらに対抗して内股にしちゃう。
(内股なのに、もっと内股にしちゃう)
でも、足首だけは、
ガンバって、外へ向ける。
これが よくない
「内股にしちゃいけないO脚予備軍」、
または、
「内股にしちゃいけないO脚の人」が、
ムキになってさらに内股にしている。
あまつさえ(それだけではなく)、
足首だけは外側へ向けるという、
無茶苦茶な負荷をかけてしまっている。
つまり、2箇所を、本来の骨の向きと、
逆方向へねじっている。
(骨がねじれる)
そりゃ O脚になりますわ
この姿勢・歩き方が長期間続くと、
完全にクセとなり、固定される。
これで、先のO脚予備軍の人は、
本当のO脚になる。
隠されていた湾曲が、
視界に入るようになり、
名実と共にO脚となる。
すでにO脚の人なら、さらに悪化する。
「内股になっている姿勢」こそが、
「本人の中では普通の姿勢」と
なってしまう!!
こうなると、
内股を戻そうとする姿勢の方が、
苦痛を伴う。
「まっすぐの姿勢」が、
筋トレのような重労働となり、
1分ともたない。
ちなみに、ガニ股は視覚的なものであって、
実際にはかなりの内股である。
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逆回転がコツ!!
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