作業に集中させてくれ わが手よ
ウワァァ-----。゚(゚´Д`゚)゚。-----ン!!!!
アシスタントはつらいよ
手がかゆいんだけど
と思ったら今度は激痛
立身出世を妨げる最初の障害
手荒れ (;・∀・)ダダイジョウブ・・・?
アシスタント時代
序盤の強敵
手荒れ
とにかく
いつなんどきも
ものすごくかゆい
かゆいんだけども、
パーマ液などを塗布すると・・・、
イダァァァァッ!!!
今度は 一転して
すさまじい激痛
これは、体質もあるが、
「昔から皮膚が弱い人」や、
「アトピー持ち」には、
非常に辛い戦いとなる。
(選手生命に大きくかかわる
極めて深刻な問題である)
すさまじい激痛を耐え忍び、
パーマ液塗布を無事終了。
放置時間になり、手が乾いてくると、
間髪を入れず、再び、
すさまじいかゆさが襲ってくる。
これは、普通の人間であれば、
まずかきむしらずにはいられない、
驚異的なかゆさである。
しかも、かいていると、やがて
痛いんだけれども、
「超気持ち良くなる」もんだから、
かくのを止められない。
したがって、ここで、ほとんどの人が
本能的に思いっきりかきむしる事になる。
(我慢できない)
先輩の施術を見学している時などに、
思いっきり、かきむしってしまう。
そして、手が乾いた状態から、
今度はお客様の「流し」をする際、
またも修羅場となる。
ちょっとしたキズですら、
水(お湯)に濡れると痛いのに、
傷だらけの手(しかも両手)だから、
常軌を逸した激痛が発生する。
このような仕事を、
1日に何人にも施術するのが、
美容師である。
(,,゚Д゚)∩先生質問です
なんで手が荒れるのですか?
手が荒れる原因は、
シャンプー剤・パーマ液などの
強烈無比な化学物質を、
素手で
何度も何度も触るからである。
(ゴム手袋をすると
上手く作業ができない)
シャンプーの練習だけでも、
皮膚の弱い人は、
即日手が荒れ始める。
テストに合格すると、
営業中に何十人もの客を
ひたすらシャンプーをする事になる。
シャンプー剤で、手の必要な油分が
根こそぎ剥がれ落ちる。
油分が無くなるという事は、
バリアが無くなり、
皮膚の細胞がむき出しになる事と同じだ。
そんな無防備でデリケートな部位に、
パーマ液という刺激物が飛び込めば、
肌の弱い人は、一発アウトである。
これは、例えるなら、マスクなしで、
毒ガスの直撃を
受けているのと同義であると、
言わざるを得ない。
また、美容師という仕事の特性上、
「手が濡れる」→
「すぐに乾かす」という行為が、
頻繁かつ、恒常的に発生する。
ドライヤーで、
お客様の髪の毛を乾かす時に、
高温度の熱風が美容師の手にも降りかかり、
手の水分は、容赦なく失われていく。
油がなくなり、あまつさえ、
水分をも失った「手」は、
防御力が0である。
これでは、何をするにも、
手には大きな負担がかかり、
でもサロンにいる限りは避けられない。
週に1日の休みでは、到底完治しないので、
見た目にも悲惨となる。
そして、「肌が荒れている」面積が、
しだいに拡大していくッ!!
美容師という華の職業は、
お客様に「手を見られる機会」が、
とかく多いものだ。
お茶を差し出す際に、
ボロボロの手でお茶を出されても、
怪訝(けげん)な顔をされる。
「こんな手で作ったお茶が飲めるかッ!!」
と、言わんばかりの
態度を取られる事すらある。
また、直接体に触られる事を、
遠まわしに拒否される事も、
しばしばある。
こういった事が連続すると、
極めて甚篤な
精神ダメージを受ける事となる。
これは、プライベートでも同じである。
こういった技術以外の悩みが続き、
とても仕事に集中できない。
本来、悩まなくても良いはずの
「余計な悩み」が増産されると、
美容師としてのモチベーションが
一気に低下する。(退社フラグ)
ちなみに、薬液から手を防御するために、
ゴム手袋を使用する者もいるが、
これは、あくまでも
カラー施術専用の手袋である。
指が動かしづらいという難点があり、
カラー以外では、まともな作業ができない。
したがって、作業能率が著しく低下し、
手袋を装着していない者の仕事に、
はるかに劣る。
さらに、シャンプー時に手袋をされると、
まったく気持ちよくない。
また、「すでに手荒れが激しい者」が
手袋を装着すると、蒸れてさらに悪化する。
ただし、不公平なことに、
素手でガンガン施術しても、
まったく手が荒れない人も
たくさんいるッ!!
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すでに「手が荒れている者」は、
まず完治(ステップ1)を目指す。
その後に、改めて、
予防(ステップ2)を心がける。
手荒れが治らない人の傾向としては、
いきなりステップ2から
始めているケースがある。
「荒れている状態」で、
いくら予防(ステップ2)をしても、
なんら効果はない。
サロン営業中にできる事としては、
まず手を乾燥させない事が、
努力義務である。
シャンプー剤の攻撃力は、
想像以上に強烈なため、
こちらもとことん
ムキになって対処しないと
化学物質たちの
波状攻撃には耐えられない
1人シャンプーしたら、その都度、
必ず保湿クリーム
(ハンドクリーム)を塗る。
5人シャンプーしたら、その都度、
必ず保湿クリーム
(ハンドクリーム)を5回塗る。
残念ながら、次のシャンプーで、
すぐに消えてなくなるが、それでも
その都度、繰り返し塗るのである。
これは、ぶっちゃけ かなり面倒くさい
(混雑時は特に)
そのため、なんの処置も行わない美容師が、
非常に多い。
とりわけ、アシスタントは、
一日に何度もシャンプーをするため、
サロン営業中は、
手の油分と水分が全く無いという、
大変危険な状態である。
この無防備の状態で、
パーマ液などの強烈な
化学物質(猛毒)に触れた場合、
皮膚が弱い者であれば、
一ラウンドKOと言っても過言ではない。
保湿クリームという擬似膜で、
化学物質たちの侵入を防ぐ。
それでも多少のダメージは負うものの、
被害を最小限に抑える。
サロン営業中は、とにかく、
今より悪化させない事を
目標とする。
一日の営業が終わったら、ここでやっと、
ダメージを回復させる事に努める。
家に帰宅し、風呂あがりに、
湿疹・カブレの薬を、
必ず最初に塗布し、
その後に、改めて、
保湿クリームで包みこむ。
この順番を絶対に間違えてはいけない
これは、どちらか一方だけでは、
まったくもって不十分である。
なにがなんでも、
必ず両方使用する必要がある。(二刀流)
この時、医者ではなく、
市販の薬でも、充分に効果を発揮する。
なお、尿素入りの薬は
逆効果なので避ける事。
これを、
1日たりとも怠ってはいけない。
悪化する人は、「いずれか一種類」しか
塗っていない可能性がある。(一刀流)
このクリーム2層塗布の作業が、
ぶっちゃけ、
とてつもなく 面倒くさい
一日の激務で、疲労困憊、
クタクタになって帰って来て、
とっとと寝たいところを、
意地でも 毎日 継続しないと
絶対に治らない事実
誰が言ったか、
自由を手に入れるためには
数ある不自由と
戦わなければならない
しっかりと継続していれば必ず治るから、
「薬」の「薬」たる
所以(ゆえん)なのである。
状態が好転してきたら、
保湿クリームだけにして、様子を見る。
(ステップ2 予防)
治ってきても、営業中のシャンプー後は、
その都度、保湿する(予防)。
また少し荒れてきた場合は、
その場所だけに、
湿疹・カブレの薬を塗布する。
手がボロボロになると、自分も嫌だが、
なにより、お客様が嫌がる。
皮膚がただれた状態で、
触られたい人がいるだろうか? いない。
サービスドリンクを出す際も、
必ず、手は見られる。
その時に、手が不潔だったら、
飲む気が起きるだろうか? 起きない。
美容師の手は商売道具である。だから、
しっかりメンテナンスしなければならない。
ハサミと同じで、大切にしてやらなければ、
使い物にならなくなる日がくるのだ。
あなたが恐れている科学物質を、
お客様には直接塗布する。
あなたは手袋をしているが、
お客様の頭はむきだしである。
手袋が、
いかにお客様に失礼か分かるだろう。
「湿疹・カブレの薬」+
「保湿クリーム」
就寝時の 二層塗布を強く推奨
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