術後の経過をたどる
いわゆる 植毛「その後」
植毛手術の翌日
阿修羅・阿鼻叫喚の、M字補修
植毛手術(前のページ)を無事に終え、
家路につく。
手術も大変だったが、
その後も大変
M字の患部は、
「包帯でグルグル巻き」+「ニット帽」で、
厳重警護してあるため、
帽子を脱ぐ事は、決してできない。
家に帰っても、帽子は脱げないので、
ギガ不自然。
親にバレないように
直 風呂場へ
包帯を取って鏡を見ると、
手術したばかりのM字の患部は、
「イガグリ頭」になっており、
血や血栓(固まった血)が、
おどろおどろしい。
この時、患部(傷)は、2ヶ所あり、
M字部分と、後頭部である。
この2ヶ所には、
最大限の注意を
払わなくてはならない。
今日(術後の翌日)からシャンプーを
していいそうなので、
早速シャンプーをしてみる。
これは、植毛クリニックから、
洗髪方法をレクチャーされており、
プリントされたマニュアルも
医師から手渡されている。
それに倣って洗髪していく。
シャンプーの泡を、洗面器、
または、手で泡立てたら、
頭に乗っけて、患部は、なでるだけ。
最初は怖くてなでるのもできない。
抜けたら嫌だし。
後頭部からは固まっていた血が
溶け出して大流血(のように見える)。
凄惨なため 映像自粛
なお、患部は、まだ傷であるため、
皮膚を動かすと、激痛が走る。
皮膚を動かすと言うのは、
表情を変えるという事だ。
眉毛を上に動かすと激痛。
上目遣いも激痛。
さらに、
笑うと激痛。
日常で、笑う事が、一切許されない。
すると、表情が制約されるため、
自然に無表情になる。
(これが かなりキツい)
風呂上りに、処方された消毒液を患部に散布。
コツとして、タオルは黒色か茶色を仕様。
(血だらけになるため)
マクラも同様に、黒色か茶色のタオルを引く。
また、就寝時は、必ず、
頭部をいたわる事が肝要となる。
勢い良く頭をぶつけた場合、
断末魔の叫び声を上げる事となる。
就寝時は、後頭部の傷が、
マクラと高圧力で接触するため、
痛み止め無しでは、決して眠れない。(激痛により)
平均2〜3日すると、
Мの部分の血が完全に固まり、凝固。
植えた、一つ一つの毛穴の部分に、
逐一、かさぶたが発生。
ひとつひとつの毛穴に、
逐一かさぶたがある。
見た目が極めて不気味であり、
絶対に他人には見せられない。
かと言って、絶対に
自分で取ってはいけない。
まだ移植部が不安定なので、
植毛した皮膚ごと取れてしまう。
(80万円の手術がパア)
とにかく、絶対に
触っちゃいけない
痛い思いをした植毛手術、
「その後」の満足度を得るためには、
かさぶたを絶対に
触っちゃいけない
前髪がある人は、前髪を垂らして、
意地でも人に見せてはならない。
坊主頭の人は、
外出を控えたほうが良さそうだ。
帽子も絶対に
被っちゃいけない
(摩擦がヤバい)
平均すると、かさぶたは、
おおよそ10日くらいで
自然にポロポロ落ちてくるようだ。
この頃になると、M字部に関しては、
痛みも大分なくなってくるらしい。
代わりに、ものすごく かゆい
絶対に かいちゃいけない。
(手術がパアになる)
かいちゃうと、毛根ごと、すべて取れちゃう。
(手術がパアになる)
ただし、後頭部は、いまだ、
かなり痛い。(寝るときだけ)
寝るときだけ、マクラのせいで
とても痛いので、
夜だけ痛み止めを服用する。
この時点(術後10日)では、
植毛した部分の毛は変化なし。1ミリのまま。
術後2週間ほどで、後頭部の傷の抜糸をしに、
またクリニックへ行かなくてはならない。
抜糸を終えた後、
3ヵ月ほどは全く変化なし。
不安になってくる人が続出。
「このまま永遠にいがぐり状態のまま!?」
「もしかして失敗した!?」
「騙された!?」
「移植した毛も死滅した!?」など、
ネガティブ思考になる。
ここで、多くの「若はげ」たちが、
医者にクレームを入れる。
医者は、
「移植した毛は、一度全て抜け落ち、
その後、硬毛が生えてくる」、
「次に生えてくる硬毛は、
もう頑丈な毛で、しっかりと育つ」と、
言っていたが、実際のところ、
まったく抜けず、
「いがぐり状態」を
キープしている人の方が多い。
3ヶ月〜半年
キタ━(゚∀゚)━━!!!!!
最初の頃は、毎日、鏡を覗いて、
患部をチェックしていたが、
3ヶ月も「変化なし」だと、やがて、
鏡を見なくなる。(どうせ、変化ないだろ)
そして、おおよそ4ヶ月目、
ある時、ふいに鏡を覗き込むと、
キタ━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━!!
髪 降臨!!
М字部分の植毛の毛が、
一部 伸び始めている。
しかも1〜2センチ!!
(順調に伸びている髪と、
まだ眠っている髪が混在する状態)
あまりの突然の変化に動揺する。
何の前触れもなかった。
さすが、後頭部のイキの良い毛を
植毛に採用しただけあって、
伸びがとんでもなく速いし、
なにより太い。よーく観察してみると
ちぢれているwwwww
まるで、○○○のような毛である。
これは、自毛植毛特有の症状らしい。
だが、毛が「ある」と、「ない」では、
やはり見た目が全然違うようである。
皆一様に、「こんな毛でも大戦力」だと言う。
しかも、カツラではなく自分の毛なので、
感動すら覚える人がほとんどであろう。
半年もすると、完全に、
相手から
目視できるほどの毛に成長しており、
もともとあった毛との、長さを揃えるため、
このタイミングで、
一度セルフカットをする人が多い。
(全体の髪の長さを、植毛の毛に合わせる)
この頃から、周囲に「増えた?」と
聞かれる事が多くなる。
確実に、植毛した毛が伸びてきているが、
全部が覚醒したわけではない。
まだ、眠っている「いがぐり状態」の毛が、
いくらか残っているため、
今後、さらに増える事が予想される。
(まだまだ増えるってこと)
それでも、明らかに急激に増毛しているため、
周囲からは「明らかに増えたよね」と、
毎日、話題にされる。したがって、
植毛した事がバレる。
(かなり恥ずかしい)
しかしこれは、考えようによっては、
嬉しい悲鳴とも言える。
(フッサフッサ)
後頭部はメスの痕
(メスの線)がくっきり残っているが、
上の毛で完全に隠れるので
問題ないそうだ。
後頭部に関しては、
いたって自然で、まったくバレない。
術後 一年後 フエタ━(゚∀゚)━
( ゚∀)━( ゚)━( )━!!!!!
一年もすると、ほぼ完成される。
M字は完全に復活しており、短髪であれば、
前髪にスキマはできない。
さが、前髪を伸ばしすぎると、
途端にスカスカ感が出るため、
常に短髪(3〜5センチ)を
キープする必要がある。
あくまでも、
M字を埋めただけにすぎないので、
オデコは相変わらず、すごく広い。
費用80万では、これが限界である。
多少の制約はあるものの、
セットが完璧であれば、
日常生活では、
薄毛ではない人に見える。
ちなみに、多少の制約とは、
下記のような場面である。
それでも、誰が見ても
明らかに増毛に成功しており、
確実な成果を目の当たりにすると、
植毛手術に対し、信頼感が生まれ、
2回目を計画する人
(リピーター)が非常に多い。
(次はオデコを狭くする)
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植毛手術 2回目をする人
2回目(リピーター)の場合、
オデコを1〜2センチ下げるケースが100%である。
1回目で、完全に味をしめているため、
今回は行動が早い。
オデコを1センチ下げる場合の費用は、
おおよそ100万円前後である。
(基本料金40万+本数に応じて60万)
ただし、クリニックによっては、
2回目以降は割引が適用される事がある。
(例として、基本料金20万円割引 など)
(クリニックによる)
すると、1回目よりも
たくさんの毛を植毛するはずなのに、
1回目と同じくらいの料金で
済む場合がある。
したがって、(安定した収入のある)
会社員であれば、リピーター率は極めて高い。
2回目の植毛手術も、
1回目とまったく同じ工程で行われる。
(手術内容に関しては、前のページを参照)
ここまで行うと、術後は、
完全に前髪を作る事ができるので、
もはや別人となる。
友人からは、
「植毛」をバカにされる反面、
内心「うらやましがられる」ため、
密かに「弟子入り」する者さえ現れる。
知らない人からは、
「数年前まで薄毛」だったという黒歴史に、
決して気づかれない。
美容師さんにも、「植毛しました?」などと、
気づかれることも無い。
「生粋のフサフサ」として、君臨することとなる。
オプションとして、もとがイケメンなだけに、
髪が増えると、途端に彼女が出来る傾向がある。
(所詮、外見重視の世の中)
(ただし、昔(黒歴史)を
知られている女性にはモテない)
誰が言ったか、
やはり 髪は
一生の友である
術後5年以上経過
レジェンドたちの今
植毛手術から5年経過しても、移植した毛の
定着率は80%以上と、非常に高く、
簡単に言うと、
自毛植毛した毛は
ほぼ抜けない
(人工毛の植毛は大変危険。
あくまでも自毛植毛の話)
大部分が、今もいきいきと、
生き残っているらしい。 と言うことは、
「莫大な費用」と「激痛」さえクリアできれば、
最大最強の選択肢である。
ただし、実際に体験した人の意見に限る。
未体験者の根拠のない否定は除外。
かつて、わしらも見た…………
「正義」の輝きの中にあるという
『黄金の精神』を………
わしは植毛患者たちの中に見たよ……。
それがあるかぎり大丈夫じゃ……。
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あぎゃあああああ!!