「いくらで仕入れるか」よりも、「いくらなら売れるのか」  これが生涯大事


必ず売価を設定してから、仕入費を考えるクセをつける
ヤフオク(オークション)にしろ、リアル店舗にしろ、
売るもの(商品)が無いと話にならない。
リアル店舗なら、「店舗で買取」も行っているだろうし、
あるいは、自分の足で掘り出し物を探しに行っている人もいるだろう。
まず、一番最初に考えて欲しいのは、「いくらで売れるか」という事である。
儲かっている中古業者の絶対条件として、粗利率70%以上を確保する必要がある。
これを守らないと、いくら販売できても、いくら忙しくても、小遣い程度しか儲からない
粗利とは、売上から経費を引いた、実際のポケットマネー(給料)の事である。

(,,゚Д゚)∩先生質問です 粗利70%のためには 仕入費はどのくらい?


粗利率70%という事は、仕入費に費やせるのは30%である。
商品Aを1000円で売ろうとする。
この商品Aを、事前に300円(30%)で仕入ていなければならない
もし、500円で仕入れていたら、儲からない中古業者である。

ただし、この商品Aの現在の相場が、本当に1000円前後である事が前提だ。
現在の相場の事を、適正販売価格と言う。
簡単に言うと安売りしなくても必ず売れる価格である。
なぜ、必ず売れるのか、答えは簡単である。
人気のある物・欲しい物が、正しい値段で売られていれば、自然に売れるからである。
人気のある物・欲しい物が、ボッタクリの値段で売られていたら、誰だって他所で買うだろう。
逆に安すぎると、売れるのは確かだが、お小遣い程度の利益である。
人気商品だけ、豊富にそろえているのに、まったく売れない場合、
適正販売価格を逸脱している事が、ほとんどだ。 (#`Д´)ノノ┻┻;:'、・゙ソレジャウレネーベ
例)となりの店で500円で売っている物を、600円で売っても、売れるわけがない。
  ヤフオクで、500円で売っている物を、800円で売っても、売れるわけがない。
この時の適正販売価格は、500円であり、それ以上の価格設定は、無知ボッタくりである。
「売れない」で済めば良いが、「あの店(人)は、商品が高い」というレッテルを貼られたら、
もう、何をしても売れなくなる。(客が寄り付かなくなる。口コミ・悪イメージにより)

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適正販売価格が最初から安い場合
粗利率70%を確保できても、小遣い程度。 Σ(゚Д゚)ガーン モウカラネエ


世の中での、現在の相場が100円で、あなたも正しく100円で価格設定した。
30円仕入で使っているので、利益(給料)は70円。粗利率70%も確保。・・でも、
70円手に入れて嬉しいですか?
これではガム1つも買えない マヂデ━Σ(゚Д。ノ)ノ━!!?
70円しか儲からないなら、やらないほうが良い。 ( ゚Д゚)ムダムダア
前項で説明したように、その程度の利益しか生み出せないものは、ゴミである。
私なら、同じ手間で数千円稼げる物だけを出品・販売する。
5000円で出品して、3500円の粗利を稼ぐ。
私なら、とあるリサイクルショップで、1500円で投売りされている商品Aが、
実は5000円で売れると知っているので、喜んで1500円払って買う。
ただし、現在の適正販売価格が2000円なら
粗利500円しか稼げないので、絶対そのリサイクルショップでは買わない。

(,,゚Д゚)∩先生質問です もし、適正販売価格を間違えてしまったら


どうしても売れなかったら、やむなく、仕入費までは値段を下げても良い
時間と手間は帰ってこないが、勉強代として捉える他ないだろう。
最初は失敗を繰り返して、適正販売価格が、瞬時に分かるようになってくるものだ。
大事なのは、失敗した後に、必ず正しい売価を確認しておく事だ。
ヤフオクなら、「終了したオークション」の結果(落札金額)を確認しておく。

「一時的ブーム」「今だけ旬なもの」は、「旬なうち」に高値で売りさばく


一時的に人気が沸騰する物が、1年に1回は出てくるものだ。
その沸騰している間は、ボーナスステージである。
適正販売価格が跳ね上がる。相場の10%程度、値上げしても、
おもしろいように売れる。
ブームのうちは、消費者に魔法がかかる。
「持っていたら、自慢できる。」
「持っていたら、英雄扱い。」
このような考えの方は、日本に多く、
見栄をはるためには、価格が多少高くても、即決してくれる。
ただし、ブームはあくまでも一瞬なので、仕入れるなら、ほどほどに。
ブームが過ぎると、一気に売れなくなりゴミと化す。 ( ゚д゚)ホドホドニネ
90年台に一世を風靡(ふうび)した、「たまごを育てるゲーム」が良い例だ。
販売当初は、売り切れ続出で、プレミアだったが、
メーカーが2次生産した結果、どこでも買えるようになり、価値が暴落。
むしろ「大量の売れ残り」となり、メーカーによる自主廃棄となった。
私は、「2次生産」の情報をキャッチした瞬間、「たまご」は、打ち切った。
おかげで、プラスのまま、決算を迎えることができたのだ。
大量仕入していたら、「ご破算」であっただろう。

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