いよいよ新社会人 今日から憧れの美容師 アシスタント編
アシスタントはつらいよ
念願のサロン就職
憧れの聖地で立ってるだけ
アシスタントの初日の仕事 8時間耐久 ひたすら立ってるだけ
希望と不安を抱いて、念願のサロンワークが始まる。
美容師免許を携えているので、「見習い」ではなく、「アシスタント」である。
しかしながら、当然、最初はできる仕事が何1つないので、雑用と見学である。
朝は雑用がたくさんあるので、時間が立つのが早い。
床掃き・鏡を拭く・消耗品の補充・タオルを畳む・トイレ掃除などなど、盛りだくさんである。
朝礼が終わり、店が開店、お客様が来店してくると、さあ大変。
マジ 立ってるだけ オワタ\(^o^)/
見学といっても、最初は見ても、意味がまったくわからない。
ただ、眺めているだけだ。開始2時間足らずで、足が痛くなってくる。
お客様が多くなってきて、周りがドタバタしても、
マジ 立ってるだけ オワタ\(^o^)/
みんなが必死で、店内を駆け回っているのに、自分だけボケーッとしている事に罪悪感。
そして、おそろしいまでの孤立感。 (((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル
先輩方からしてみれば、毎年恒例の出来事なので、「最初はしょうがない」で済まされるが、
お客様は容赦ない (゚Д゚ )ゴルァ!! (゚Д゚ )ドルァ!!
「あなた、何、つっ立ってんの」と言わんばかりの冷たい視線。
電話が鳴ると安心する。電話での予約受付なら、辛うじてできるからだ。
その他、パーマ液の準備や、サービスドリンクの提供、汚れたタオルの取替えなど、
中学生でもできる仕事であれば、先輩から指示が出る。
給料をもらうのが申し訳ないような、無様な醜態が1ヶ月くらい続く。
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サロンが閉店しても あなたは帰れない ここから練習スタート
1日8時間勤務しただけで、足が棒である。極度の気疲れもあり、ヘタヘタである。
スタイリストなら、ここで「お疲れ様でした」と、帰宅するのだが、
疲労困憊の状態からの 鬼のシャンプー練習
サロン閉店後に2時間程度、新人はシャンプー練習をするのが慣例である。
先輩をつかまえて、モデルとなってもらうのである。
美容専門学校で、遊び半分でやっていたシャンプーの授業など、何も通用しない。
先輩の、「まったく気持ちよくない」という言葉が突き刺さる。
初級者がシャンプー時に、よくやってしまうミスは、
モデルの洋服(背中)を濡らしてしまう事だ。
それどころか、床まで水浸しにしてしまう新人が多い。
これが、カラーを施術したお客様だったら、ゾっとする。
お客様の洋服まで、染まってしまうのだ。
大富豪のお客様の、高価な服であれば、「ごめんなさい」では済まない。
そして、初級者の場合、シャンプー時に、しっかりとした基本体勢が作れないので、
10分で腰に激痛が走る
その状態で、2時間程度練習しなければならない。
シャンプーができなければ、サロンワークでは、いつまでも無様な醜態をさらす事となる。
なお、シャンプーのテスト合格までの期間は、平均1ヶ月程度である。
飲み込みの遅い人は2ヶ月かかる場合がある。
ちなみに、飲み込みの遅かった人のほうが、後に大成する場合が多々あり、
得てして、男性スタッフは飲み込みが遅い傾向がある。
女性スタッフの場合は、「小さい頃から、自分や母の髪をいじって遊んでいた人が多い」ため、
小さなヒントから、応用がきくというのが定説である。したがって技術の習得が早い。
このシャンプー練習で、一緒に学んで欲しい事は、
「人によって頭の形・硬さが違う」という事である。
これは、後にカットの練習をする時に役に立つ。
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