やっと学校らしくなってくる
風雲 美容専門学校 1年生
1年目はどんな?
3学期にもなると学年全体の結束は固い
だが2年生との交流は無い
実は「やんちゃ」の方が 成績優秀だったりする (〃゜△゜〃)えっ!
3学期にもなると、1年生同士では、敵はいなくなる。
だが、2年生と関わる時間は、ほぼ皆無である。
一部のギャルのみが、2年生の男子と仲が良い場合がある。
また、この頃になると、生徒間の実技のレベルの差が、顕著に現れてくる。
だいたい、優等生グループは非常に綺麗な作品を作り上げるのだが、
意外にもやんちゃの作品が綺麗
そして「やんちゃ」は、意外にも字も上手い人が多い。
ただし、学科は苦戦する。
一番、実技で苦戦を強いられているのは、
「やんちゃグループ」には属さない、普通のオシャレで明るい人たちだ。
校内の構成比の大部分を占める、一般的な生徒たちである。
この一般の生徒たちの共通点は、「人に対して非常にやさしい」性格で、
競争心は無い。「美容は大好きだが、とにかく楽しみたい」というスタンスである。
それに対し、「やんちゃ」は、美容が大好きなのは一緒であるが、
ものすごく負けず嫌いである。
「作品のレベルも、常に上位じゃなければ許せない」というスタンスなのだ。
だが、決して、それを顔や態度には表さない。
こと、作品作りの最中は真剣そのものである。
仕上げる時間にも、こだわりがあり、
さっさと仕上げて、他のみんながまだ必死になって作業している間、
勝利者の余韻に浸っている節がある。「自分は別格だ」とアピールしているようにも見える。
したがって、高校では評価してもらえなかった「やんちゃ」の成績は、
専門学校では非常に良かったりする。 (◎皿◎)ナンデスト!
なお、実力のある生徒は、都のコンクールにも参戦できるが、
率先して参加するのは、決まって優等生グループである。
スポンサードリンク
他クラスとの交流がますます増えてくる 課外授業
プロの作品を見て、目を肥えさせる目的で、課外授業などがある。
授業の一環で、「○○展」などの、美術館に赴いたりするのだ。
目的地までは、生徒の自主行動となるため、
駅などで、必ず他クラスの生徒と出くわす事となる。
半年前は、ガンのくれ合い・飛ばしあいであったが、今となっては、
「やんちゃ」同士が、笑顔で手を振っている。
他クラスと合流すると、水を得た魚のように、行動も活発になる。
「A・Bクラス混成やんちゃ」VS「外部の目立つ若者」のガン垂れ選手権が始まる。
また、駅のホームで集団鬼ごっこや、ダンス発表会などが勃発する事が多々ある。
こうなると、(先生以外では)誰も止められない。
しかし、始末書という最強の外交カードがある限り、先生には逆らえない。
美術館では、「やんちゃ」は早歩きで館内を一周し、
外の喫煙所に溜まる。(成人のみ)
のちに、「やんちゃ」ではない明るい一般生徒も喫煙所に集まり出し、
30人くらいの大所帯となる。その光景は圧巻の一言である。
基本的に全員オシャレすぎて、イカつく見えるため、
通常のお客さんは、喫煙所には近づけない。
ただし、半分以上の生徒は、真剣に見学している。
また、この頃になると、何かのイベントが終わると、「打ち上げ」と称し、
繁華街へ繰り出すことが多くなってくる。
1次会はクラス内、2次会はクラス混合というのがセオリーである。
クラス内でバンドを組んでいる者は、ライブハウスで発表会をしたりする。
当然クラスの大部分が参加し、むろん貸切なので、「お祭り」となるのは、言うまでもない。
こうして、友情の厚い生徒らと共に、無事2年生へ進級できる事となった。
1年生終了時、脱落者は各クラス7〜10人と言った所であった。
ただし、2学期後半からは、誰も脱落していない。
スポンサードリンク
次のページへ進む 風雲 美容専門学校時代D 嵐を呼ぶ新入生 波乱の球技大会
前のページへ戻る 美容専門学校B クラスの番長同士が同盟を結ぶ瞬間は意外な時
美容師 トップページへ戻る