謎の多いコンビニのオーナー・店長
彼らの収入を検証
コンビニ分析
オーナー・店長の収入
オーナー店長の年齢層は、
２５歳～６０歳くらいが多い。
パターン①どの時間に行っても
オーナー兼店長がいる
（大赤字のパターン）
予想平均月収 推定８万
※この数字から、国民年金・健康保険、
町民税・県民税など、払わないといけない！！
オーナー（開業者）が、
そのまま店長になっているパターンである。
一番偉いはずの、オーナー兼店長が、
なぜか、奴隷のように一日中働いている。
一日１２～１５時間勤務。
（しかも毎日）
理由は、人件費
（バイト代）すら払えないからだ。
人件費が払えないくらい、
儲かっていないのだ。
考えられる理由
☆会社員時代、与えられた仕事は
完璧にでき、選手としては超優秀だった。
遊びよりも、１００％仕事優先で
コミニュケーションが大の苦手。
だから、知り合いが非常に少ない。
こういうタイプの人間は、
コンビニにおいて、
レジなどの業務は完璧にこなすが、
肝心の経営能力に関しては、ド素人である。
それでも、経営者にコミュ力さえあれば、
人脈というものが最大限に生き、
「経営」というものを、
知り合いや先輩に教わったりして
やりながら学ぶ事はできる。
しかし、このタイプの人間は、人脈がない。
人脈があると、大口の注文を受ける事ができ、
売上が飛躍的にＵＰする。
（小学校の運動会用に、おにぎり１００個）
（クラブの大会用に、弁当５０個） など。
しかし、このタイプの人間は、人脈が全くない。
共通する性格
☆とても おとなしい
「毎日いるトップ」がおとなしいため、
おとなしい人しか、求人募集に来ない。
（不思議と、本当に、類は友を呼ぶ）
そのため、店全体がとても静かで、
お葬式のような雰囲気になり、息苦しい。
「いらっしゃいませ」を言わない店となる。
☆弱いものには 強い
明らかに立場の弱いものには、
しばしばキレる。（高校生のバイトなど）
とくに、売上の少ない日や、
客に怒られた日などは、やつあたりする。
内弁慶なのは、周囲にバレており、
人望がまるでない。
若いアルバイトの提案も、
すべて却下。それどころか、
「俺に指図するな」という態度を取る。
そのため、優秀な人材を雇えても、
みんな去っていく。
☆世の中を知らない
世の中で、今、何が流行しているかを、
まったく把握していない。
そのため、商品の発注数が、
年中同じである。（設定発注）
そのため、売れ残り（廃棄ロス）が多い。
でも、自分が一番正しいと思っている。
こういう人（店）の末路
そもそも、アルバイトを雇う余裕がなく、
時給の高い深夜・早朝のシフトは
自ら勤務する事により、人件費を削減する。
昼も、２～３人体制だと人件費が甚大なので、
自ら勤務することにより、
１人分の人件費を削減する。
そのため、殿様どころか、
１日１２～１５時間労働の暇なしと化す。
アルバイトは、ピークタイムに、
１人 入れるのが、精一杯である。
この素人オーナー兼店長の店の場合、
一人雇うだけでも、オーナーの収入が、
パーッと消える。
オーナー兼店長が、休憩を取る時は、
もう１人、アルバイトを追加しなければならず、
人件費２倍となる。（これで、赤字確定）
（でも、休憩を取る為にはやむを得ない）
「自分が休む」＝「人件費が増す」＝
「負債がさらに増える」となり、
結局、大部分のシフトを、
オーナー兼店長が１人でやるしかない。
最終的に、かなり痩せこけ、顔色が悪くなり、
でも休めない。
予想平均月収 推定８万
※この数字から、国民年金・健康保険、
町民税・県民税など、払わないといけない！！
手元に残るのは、０円どころか、
マイナスであり、 実質、
無休の、無給となる。
パターン②
オーナー店長が
昼と夜だけいる
（サラリーマンより多少上の収入）
予想平均月収 推定３５万
昼食時・夕飯時のピーク時だけいる。
昼３時間・夜３時間、一日６時間勤務。
アルバイトに関しては、
常時２～３人雇える余裕があるため、
別にいなくても店は回るのだが、
休みが多いと、本部社員（ＳＶ）に、
勤務態度についての、
注意・指導をされてしまう。
並みの売上では、本部社員の目が厳しいため、
ある程度、店には居るようにしている。
ピーク時が終わると、売場からは立ち去り、
バックルームにいる事が多い。
バックルームで新聞を読みあさり、
でも、飽きてくると、
ついつい、本能で
アルコールを摂取してしまう事がある。
だが、仮にもトップの立場のため、
誰も注意できない。
そのため、泥酔する事が、しばしばある。
なかば、中毒になっているため、時として、
「やまたのおろち」と称される事がある。
しかしながら、意識がある場合、
店長としての責任感があるため、
売場に出てきちゃう事がある。
（ベロンベロンなのに）
この泥酔状態では、
レジ操作の仕方をド忘れしてしまう。
だたの酔っ払いなので、
むしろ、足手まといである。
しかも、この手の酔っ払いは、
突然、大声で笑い出す傾向がある。
もはや、止められない。
共通する性格
☆愛想が非常に良い
底抜けに明るい。
お客さんに、アダ名で呼ばれる。
（こうちゃん（仮名）など）
友達・知り合いが非常に多く、
地域のネットワークを
最大限利用し、
イベント時に、いっきに売上を作り出す。
（小学校の運動会用に、おにぎり１００個）
（クラブの大会用に、弁当５０個） など。
このタイプのオーナーは、顔が広く、
地元では有名人のため、
相手から、勝手に注文が来るし、
勝手に売上が上がる。
売れないコンビニ店長は、
どのコンビニも同じだと勘違いしているが
お客様は、多少遠くても、
仲の良い店長の店で注文するのである。
（話かけやすい・頼みやすい）
また、スーパーで買えば安く済むのに、
わざわざ価格の高いコンビニで買うのは、
仲の良い店長の店で注文したいからである。
（こうちゃんと話したい・会いたい）
こういう人気者のオーナー兼店長は、
細かい事はあまり気にしない、
おおざっぱな性格の方が多い。
数字に関しては、全てどんぶり勘定で、
経費（マイナス）がいくらかなど、
知らんこっちゃない。（適当）
こんなちゃらんぽらんでも、
イベント時の売上がハンパないため、
結果として大きな黒字となっている。
アルバイト・客とは、友達感覚で付き合える。
常にアルバイトと笑い合っており、
そのため、アルバイトの定着率が高い。
（みんな 辞めない）
売場作りは、ほとんどアルバイトに任せる。
そのため、
アルバイトのモチベーションは高く、
しかも、慕われる。
実際には、自分でやるのが面倒だから、
アルバイトに丸投げしているのが現状である。
しかしながら、それが結果として、
成功しているため、店内の雰囲気は
和気藹々（わきあいあい）としている。
だから、店長は、サボってばかりいるのに、
アルバイトからは絶大な人気を誇る。
重要な仕事を任されるアルバイトたちは、
たくましく育ち、実力者となっていく。
店長は、ヒマな時はバックルームで、
のんきに新聞を読んでいるだけあって
「現在、世の中で何が売れているのか」は、
あらかた把握している。
そのため、弁当などの発注時、
種類・数量に関しては、失敗する事が少ない。
（弁当の発注だけは、自分でやる）
しかしながら、おおざっぱな性格が災いし、
発注自体を忘れる事がある。
そうなると、翌日は店内に
弁当・惣菜が一個もない事態となる。
そういう時は、笑ってごまかす。
なお、余談ではあるが、この種のオーナーは、
ギャンブル好きな傾向がある。
こんな、いい加減でも、人気者だから、
予想平均月収 推定３５万
とりあえず、サラリーマンよりも
多い収入を手にしているため、
向上心は、とうに無くなり、
今の売上をキープできればいいや
程度に考えている。
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③オーナー店長とは別に
雇われ店長（従業員）が存在する
(ウハウハ収入）
予想平均月収 推定５５万
儲かってくると、次に考えるのが、
いかに楽をするかである。
えてして、自分の分身を作り、
その人を店長にさせる手法が、一般的である。
すると、オーナーは、
「従来の収入」 プラス
自由を手にすることができる。
こうなると、クレーム時、
「責任者呼んで来い！！」という時でも、
オーナーは出てこなくても済む。
オーナ兼店長だった時代は、
深夜のクレームで、
寝てるのに「呼び出される」事が、
しばしばあった。
しかし、今となっては、
「最高責任者」は、雇われ店長である。
だから、何かある度に「呼び出される」のは
雇われ店長である。
したがって、オーナーは
「呼び出される」心配も無く、
海外旅行などに思いっきり行ける。
雇われ店長は、クレーム処理係でもある。
雇われ店長がいる限り、オーナーは
果てしなく、自由行動が確約される。
オーナーがハワイで遊んでいても、
店の売上収入は、オーナーに渡る。
まさに不労収入である。
雇われ店長は常勤（固定給）のため、
人件費が格段にアップするが、
すでに、安定した店舗売上を誇るため、
まったく苦にならない。
自分の分身（雇われ店長）が育ってくると、
オーナーは店に来なくなる。
来ても、売場には入らない。
（仕事をしない）
このレベル（当該地区売上トップクラス）
になると、本部社員（ＳＶ）も、特に注意しない。
ＳＶは、自分の受け持つ店舗の
数字さえ良ければ、評価されるのだ。
儲かる店を作ると、オーナーも、ＳＶも、
苦労せずに金稼ぎできるのである。
オーナーの滞在時間は、
１日あたり３０分～２時間ほどとなる。
これでも、どんどん儲かっていくから、
ウハウハである。
このレベルになると、ＳＶからの薦めもあり、
２店舗目を出店したりする。
パターン④
いつ行っても
オーナーと会えない
（一生分稼いだ、または稼げる見込大）
予想平均月収 推定３００万
とにかく店にいない。
ゴルフ場、または、海外にいる事が多い。
そのため、
オーナーの顔を知らない従業員が増えてくる。
知っているのは、雇われ店長と
古参のベテランだけとなる。
複数店舗を展開し、
それぞれに雇われ店長を雇う。
自分が何もしなくても、
数箇所からの収入があり、
もはや、銀行口座の残高がカオスとなる。
店には出ず、
畑違いの新事業を開拓している方が多い。
共通する性格
大物になると、心に余裕ができ、
みんなにやさしくなる。
まれに臨店した時、新人のアルバイトに、
自ら声をかけ激励する。
夜勤明けのスタッフを、
家まで送ったりする。（これは気まぐれ）
「オレも最初は苦労してたんだよ」が
決めゼリフとなる。
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